赤ちゃんが離乳食を食べないと、不安になってしまうのは当然です。「どうして食べてくれないの?」「このまま栄養が偏らないか心配…」そんな悩みを持つママパパに向けて、この記事では離乳食を食べない理由やその対処法、さらに実際に試してほしい具体的なメニューもご紹介します。
離乳食を食べないのはよくあることです
赤ちゃんが離乳食を拒否するのは、決して珍しいことではありません。成長のスピードや食の好みには個人差があります。周りと比べすぎず、「今は食べるタイミングじゃないのかも」と考えてみるのも一つの手です。無理に食べさせようとすると、逆に食への興味を失ってしまうこともあるため、焦らず見守る姿勢が大切です。
食べない原因は体調や気分の影響もあります
赤ちゃんが離乳食を食べないとき、その背景には体調や気分の変化が隠れていることもあります。例えば、眠い・疲れている・お腹が空いていない・便秘気味など、ちょっとした不調で食欲が落ちることがあります。体調が良いときにあらためてチャレンジすると、意外と食べてくれることも多いです。
形状や味を変えてみよう
赤ちゃんが離乳食を嫌がる原因の一つに、「食感や味の好み」があります。食材がドロドロすぎる、または舌ざわりがザラザラしているなど、赤ちゃんにとっては不快に感じていることも。少し形状や味つけを変えてあげるだけで、急に食べてくれることがあります。
試してほしいおすすめメニュー
以下のメニューは、離乳食を食べない赤ちゃんにも比較的好評なことが多いです。簡単に作れるので、ぜひ取り入れてみてください。
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かぼちゃのポタージュ風 やわらかく茹でたかぼちゃを、少量のだし汁や育児用ミルクでのばします。自然な甘みが赤ちゃんにも人気です。
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しらす入りおかゆ しらすは塩抜きをしてから細かく刻み、おかゆに混ぜて風味づけ。タンパク質も一緒にとれます。
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さつまいもとりんごのペースト 甘みの強いさつまいもとりんごを一緒に煮て、なめらかにすりつぶします。デザート感覚で食べやすい一品です。
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豆腐とにんじんのとろとろ煮 やわらかい絹ごし豆腐とすりおろしたにんじんを一緒に煮てとろみをつけたメニュー。胃腸にもやさしく、栄養満点です。
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バナナヨーグルト 完熟バナナをつぶして無糖ヨーグルトと混ぜるだけ。食後の一口にもぴったりです。
食べる雰囲気作りも効果的です
「食べる時間=楽しい時間」と感じてもらうことが、赤ちゃんにとってとても大切です。にこにこと声をかけながら、一緒に食卓を囲むだけでも雰囲気は変わります。また、赤ちゃんが自分でスプーンを持ちたがるようなら、積極的に手づかみ食べにもチャレンジさせてあげましょう。
無理に食べさせないことが成功への近道
赤ちゃんが泣いたり怒ったりするのに無理やり口に運ぶのは逆効果です。「今日はこれくらいでおしまいにしようね」と区切りをつけることで、次の食事に対する抵抗感を和らげることができます。1日1日を気にしすぎず、長い目で見守ることが大切です。
どうしても心配な時は専門家に相談を
数日以上まったく食べない状態が続いたり、体重の増えが明らかに少ない場合は、小児科や保健センターに相談するのがおすすめです。発達段階を確認しながら、赤ちゃんに合った進め方を一緒に考えてくれるはずです。
まとめ
離乳食を食べない理由はさまざまですが、必ずしも「食べない=問題」ではありません。赤ちゃんのペースに寄り添いながら、無理なく進めていくことが一番大切です。今回ご紹介したような、やさしい味・食感のメニューも取り入れながら、楽しく離乳食を続けていきましょう。
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