子どもの高校進学を控え、学費の負担に不安を感じているお母さんも多いのではないでしょうか。特に私立高校を検討している場合、授業料の高さが進学のハードルとなることもあります。しかし、2025年度から始まる「高校無償化収入制限撤廃」により、多くの家庭で授業料の負担が軽減されることになります。この記事では、制度の変更点や家計への影響、手続きの流れなどを詳しく解説します。
🎓 高校無償化収入制限撤廃とは?
これまでの「高等学校等就学支援金制度」では、世帯年収が約910万円未満の家庭が対象でした。しかし、2025年度からはこの所得制限が撤廃され、すべての家庭が支援の対象となります。
- 公立高校の場合:授業料11万8,800円が全額支給され、実質的に無償となります。
- 私立高校の場合:2026年度からは、支援額が最大45万7,000円に引き上げられ、所得制限も撤廃されます。
💰 家計への影響をシミュレーションで確認しましょう
ケース | これまでの負担 | 制度変更後の負担 | 年間の軽減額 |
---|---|---|---|
公立高校に通うお子さんがいる家庭 | 11万8,800円 | 0円 | 11万8,800円 |
私立高校に通うお子さんがいる家庭(授業料60万円) | 60万円 | 14万3,000円 | 45万7,000円 |
※私立高校の支援は2026年度から適用されます。
📝 手続きの流れを把握しておきましょう
- 申請時期:新入生は4月、在校生は7月に申請。
- 申請方法:学校から案内される「e-Shien」システムを利用してオンラインで申請。
- 必要書類:マイナンバーカードの写しや住民票の写しなど。
申請が遅れると支援を受けられない場合もあるため、学校からの案内をしっかり確認し、早めに手続きを行いましょう。
📚 授業料以外の費用も考慮しましょう
授業料が無償化されても、以下のような費用は自己負担となります。
- 教科書代
- 制服代
- 修学旅行費
- 部活動費
これらの費用については、自治体によっては独自の支援制度を設けている場合もあります。お住まいの地域の教育委員会などに問い合わせてみましょう。
✅ 制度変更によるメリットを最大限に活用しましょう
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