「共働きも子育ても、なんでこんなに無理ゲーなの…?」
フルタイムで働くワーママとして、朝は6時からお弁当と朝食づくり、夜は子どもを寝かせてからやっと自分の家事と翌日の準備。
気がつけば1日が終わっていて、ふとスマホを開けば「年収900万でもきつい」なんて話ばかり。
家事の分担はほぼゼロ、夫は「手伝うよ」だけで何もしない。そんな日々に「バカバカしい…」と思ってしまうこと、ありませんか?
この記事では、共働き・子育て・無理ゲーという現代ワーママの三重苦をテーマに、世帯年収別のリアルな生活実態や、家事分担・扶養制度・働き方の選択肢などを徹底解説。
読んだあと、少しだけ心が軽くなる。そんなヒントが見つかる記事になっています。
「共働き・子育て」はなぜこんなにも無理ゲー?
朝起きてから夜寝るまで、常に時間に追われる共働き家庭の毎日。
「朝ごはんは?」「今日の保育園の持ち物は?」「帰宅したらご飯作って、宿題見て、洗濯干して…」
こんなルーティンが毎日、毎週、毎月続くとなれば、「これ、人生バカバカしくない?」と感じるのも当然です。
- 1位:とにかく時間が足りない
- 2位:夫が戦力にならない(むしろ足手まとい)
- 3位:子ども中心の生活で、自分のことが後回し
さらに追い打ちをかけるのが、SNSで見る「素敵ママ」たちのキラキラ投稿。
現実とのギャップに疲れ果てて、「自分だけがダメな母親?」と落ち込んでしまうこともありますよね。
でも安心してください。無理ゲーなのはあなただけじゃありません。この記事では、そんな「無理ゲー」の正体を丁寧に解き明かしていきます。
世帯年収600万・700万・900万…それでも生活は苦しい?
「年収600万円もあれば余裕でしょ?」そう思われがちですが、実際に共働き・子育て中の家庭はかなりカツカツです。
以下は、首都圏在住・子ども2人の家庭における支出モデルです。
項目 | 月額支出(目安) |
---|---|
保育料・学童費 | 30,000〜50,000円 |
住宅ローン/家賃 | 100,000〜130,000円 |
食費・日用品 | 80,000〜100,000円 |
教育費(習い事・教材) | 20,000〜40,000円 |
通信費・光熱費 | 25,000〜35,000円 |
合計 | 約255,000〜355,000円 |
これはあくまで「最低限」の生活費。これに加えて、急な病気や冠婚葬祭、レジャーや実家への帰省などが重なると、一気に赤字になる家庭も少なくありません。
実際、世帯年収700万円でも貯金できないという声は非常に多く、900万円クラスでようやく少し余裕が出てくる程度です。
しかもこの「世帯年収」、多くの場合、2人でフルタイムで働いてやっとの金額。
「共働きして、ここまでして、これなの…?」と虚しさを感じるのも無理はありません。
次の章では、この“疲れの根源”ともいえる家事分担の実態について深掘りしていきます。
家事分担って実際どうなってる?共働き家庭のリアル
「共働きなら家事も半々でしょ?」——そう理想を語る人は多いですが、現実はほど遠いのが実態です。
とある調査では、共働き家庭における家事の分担割合は「妻:夫=7:3」という結果も。
- 6:00 妻 起床 → 子ども支度・朝食準備
- 7:30 夫 起床 → 自分の準備のみ
- 8:00 二人とも出勤
- 18:00 妻 帰宅 → 保育園お迎え・夕食準備
- 19:30 夫 帰宅 → 食後にテレビやスマホ
- 21:00 妻 洗濯・片付け・翌日準備
- 23:00 妻 就寝(夫はすでに寝ていることも)
このように、時間も労力も、妻に大きく偏っているケースが多く見られます。
それでも「俺も働いてるんだから」「頼まれればやるよ」と言いながら、“指示待ち夫”状態になっている人、いませんか?
問題なのは、家事の量そのものよりも「不公平感」。
「なぜ私だけ?」「何で気づかないの?」と感じる日々が積み重なると、共働き生活そのものに嫌気が差してしまいます。
そんなストレスから解放されるにはどうすればいいのか?
次の章では、「2人目を考えられない理由」にもつながる心の限界について迫ります。
2人目なんて無理…「いいことない」毎日に疲れたあなたへ
「2人目は?」「そろそろ兄弟を…」
そんな言葉をかけられるたびに、心のどこかがズキッとする。そんな経験、ありませんか?
共働きで毎日バタバタ。夫の協力も限定的。
子ども1人でもこんなに大変なのに、2人目なんて“無理ゲー”を超えて“絶望ゲー”とすら思えるのが現実です。
- 「夜泣きと登園しぶりで限界。2人目とか想像したくない」
- 「夫が全然動かないから、1人でも“いいことない”としか思えない」
- 「2人目育てながらフルタイムなんて、キャパオーバー確定」
もちろん、2人目がいることで得られる幸せもあります。
でもその前に考えなければならないのは、今の生活をどう乗り切るか。
毎日疲れて、余裕がなくて、自分の時間なんてゼロ。そんな状態で、さらに子どもを1人増やすという決断は、簡単にできるものではありません。
だからこそ、「うちは1人で十分」という選択も、もっと尊重されていい。
あなたが決めた「いまの家族のかたち」は、それだけで素敵なものです。
次は、家計の見直しや制度の壁にも関わる「扶養・お小遣い問題」にフォーカスしていきます。
扶養・配偶者控除とお小遣いの壁、家計管理のストレス
「働けば働くほど損をする」——そんな矛盾を感じる場面のひとつが、配偶者控除や扶養の壁です。
パート収入が103万円・130万円・150万円を超えると、それぞれで控除がなくなったり、保険加入義務が発生したりと、実質的な“手取り減少”に直結します。
年収ライン | 影響する制度 |
---|---|
103万円 | 所得税の配偶者控除が受けられなくなる |
130万円 | 社会保険の扶養から外れる(自分で保険加入が必要) |
150万円 | 配偶者特別控除の段階的減額が終了 |
結果的に「少し多く働いても手取りがほぼ変わらない」「保険料で赤字になる」という声も。
さらに、家庭内での“お小遣い問題”も深刻です。
「家計管理は全部私。夫には自由に使えるお金があるのに、私は自分の下着すら迷う始末…」
家計管理のプレッシャー、自由に使えないお金、将来への不安。これらすべてが、共働きで“稼いでるはずなのに、全然豊かじゃない”という感覚を生み出しています。
「もう全部投げ出したい…」と思ってもおかしくありません。
次章では、そんな「働き方そのもの」に対する疑問に向き合い、「パート」か「フルタイム」か?の選択肢を考えていきます。
パートとフルタイム、あなたはどっち派?働き方のリアルな選択
子育てと家事の両立を考えたとき、多くのママが一度は悩むのが、「パートにするか、フルタイムを続けるか?」という問題です。
それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう👇
働き方 | メリット | デメリット |
---|---|---|
パート | 子どもとの時間が確保しやすい/家事との両立がしやすい | 収入が少ない/扶養の壁に悩まされやすい |
フルタイム | 社会保険・ボーナスなど福利厚生が充実/将来のキャリア形成 | 時間的余裕がない/保育園や学童の確保が前提 |
現在、日本の子育て世代女性のうち、およそ65%がパートタイムを選択しているというデータもあります。
しかし、その一方でフルタイム勤務を「辞めたいけど辞められない」と感じているママも多数。
共通するのは、「本当はもっとゆとりがほしい。でも現実がそれを許してくれない」という苦しさです。
どちらが正解という話ではありません。大切なのは「納得感」のある選択をすること。
パートでも、フルタイムでも、あなたの選んだ働き方が、あなたにとっての最善であるように。
最後に、これまでの話をまとめて、“無理ゲー”時代を乗り越えるためのヒントをお伝えします。
【まとめ】共働きと子育てが無理ゲーな時代を生き抜くために
ここまで読んでくださったあなたは、きっと今、「がんばっているのに、報われない」と感じているのではないでしょうか。
世帯年収がそこそこあっても、家事の分担は不平等。
2人目どころか、今の生活を維持するだけで精一杯。
そんな共働き・子育て・無理ゲーな現実に立ち向かっているママたちに伝えたいのは、たったひとつ。
今日も子どもを送り出し、仕事をこなし、ごはんを作って寝かしつけた。
それだけで、あなたはすでに“すごい”んです。
世帯年収や配偶者控除の数字に振り回されないで。
「いいことない」と嘆きたくなる日も、「私、意外とやれてるかも」と思える日も、どちらもあなたらしさです。
共働きであること。子育てしていること。それ自体が無理ゲーのように感じる今の時代。
だからこそ、あなたの選択とがんばりは、何よりも尊い。
今日から、ほんの少しでも——
- 家事の完璧さを手放して
- 冷凍食品や外注サービスに頼って
- 夫に明確にタスクを伝えて
“ラクになる1歩”を踏み出してみてください。
がんばりすぎなくてもいい。このブログが、そんな風に心をゆるめるきっかけになれたら幸いです。
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